ここから読み始めた方は、ぜひごめんどうでも、

「まず笑えと言われてもね」

の稿に戻ってから順に読んで下さい(と、まあ言うほどのことでもないのですがね)。

 つまり、「皆の衆」の歌詞とメロディーについてです。

音楽も心に対しての刺激、働きかけであり、
それが感動、興奮、やすらぎなど、さまざまな感情の変化を呼ぶわけです。

歌詞の意味もありますが、メロディーの高低も心に対して違った効果があります。

高い音程になりますと、心に緊張、集中、浸透を呼び起こします。
ですから、いわゆる「サビ」と言われるところは、高い音程が多いのでしょう。

さて、「皆の衆」で見てみますと、高い音程は

件の

「うれしかったら 腹から笑え 悲しかったら 泣けば良い」
「無理は止そうぜ 体にわるい」

ではなく、そのあと、

「シャレたつもりの 泣き笑い」

というところ、

それから、

「どうぜこの世はそんなとこ」

というくだりがあってからのあと、

「そうじゃないかえ 皆の衆」

というところの二箇所になります。

つまり作者の一番伝えたかったのは、

「素直に泣いたり、笑ったりすりゃいい、とは思うけど、
 そうはできずに泣き笑いするしかない、というときもあるよね。
 それがこの世の中だよ。そうはおもわないかい、なあ君たち」

ということなのでしょう。

つまりは、私が、「まず笑えと言われてもね」の稿の最後に書いた内容そのものなのです。

さて、ふだんとは相当異なるテイストになってしまった?
かもしれませんが、お付き合い頂いてありがとうございます。