前にも書いたかもしれません。

小さい頃の私は、

ある時期、アリやダンゴムシなどの小さい虫を

「二つに引き裂く」

ことに熱中した時期がありました。

ところがある日、いつものように裂こうとしたとき、

どうしてもできなくなったのです。

この間、別にこれといった躾や教育があったわけではありません。

いい具合に放置されて一人遊びしていましたのでね、バレていなかったはず。

そんなところから想像するに、

脳の発達とともに(いろいろな経験も関係あるかも)、

他者の痛み、苦しみを自分のことのように想像できるようになる、

という仕組みが、人間の体に自然に備わっているのではないでしょうか。

しかし、ところが同時に子供時代というのは、

「赤ずきんちゃんのおばあさんは狼にパックリとひと呑みに食べられてしまいました」

と聞いても、あっけらかんとしている、というような鈍感さもある。

まあ、人間の体というのはおもしろいものです。