私が、NBAの現役選手の中で一番好きなのは、
デリック・ローズ
です。
2009年新人王、2011年MVP
ですので、まさに天才、スーパースターです。
彼は身長191cmなのですが、NBA選手の中にいると、
ちびっこみたいに見えるのですから、
すごい世界ですね。
彼の全盛期におけるタテの突進力は、
もうすでにいい歳の私に、
「ああ、なんとかああいうプレイが一度でもできたら…」
と夢見させるほど魅力的です。https://www.youtube.com/watch?v=-E4WOsriE5M
現地の実況アナが、彼のプレイを見て、
“Too Big, Too Strong, Too Fast and Too Good!”
(でか過ぎ、強過ぎ、速過ぎで、しかもかっこよすぎるよ!)
と叫んだ、というのも、納得。
それと、表情などから勝手に想像すると、
性格的にも私に近いんじゃないかな、
と思うんですね(妄想デス)。
しかし、キャリア初期から膝の靭帯断裂2回など、
足周りの重篤な怪我に悩まされ続け、
本来の動きができたのは、
初期の3~4年間くらいのようです。
NBAのハイレベルな戦いが、
彼に体の限界に近い動きを要求し、
その動きをできてしまう能力があったために、
関節に過大な負担がかかったのでしょう。
「彼はジャンプしたあと、片足で着地しているからだ。怪我の少ない選手は両足で着地している」
というようなコメントを見つけたので、
改めてチェックしてみると、
いやいや、殆どの選手は片足ずつ着地していますし、
その方が自然です。
いろいろ観察してみると、
ローズ選手の場合、
ジャンプするまでの足の運びの変化と、
空中での姿勢変化が半端ではないので、
踏切、着地の角度が足にとってきついものだったのではないか、
と思いました。
または、もともと膝に弱いものもあったのかも知れません。
さて、このように過酷な仕事を受け持っているので、
膝の関節は、誰でもかなり丈夫にはできているわけですが、
皆さんご承知のとおり、膝の痛みに悩む方は多いのです。
これは設計上想定されている動き(曲げ/伸ばし)には相当に強く、
重量挙げみたいなことをやっても大丈夫なのですが、
設計外の動き「ひねり」が加わるとちょっとしたことで痛みが出ます。
そういうふうには動かすな、
というサインでもあるわけです。
膝の痛い方、特に女性の皆さんは、
膝が痛くなると、
「太ったからでしょうか」
という疑いがまず頭に浮かぶようですが、
それはあまり関係がありません。
ヒザをひねる動きの原因としては、
必ず腰、そして股関節というようなところから
観ていく必要があります。