今年の日本プロ野球は終盤を迎え、

「その後」

の話がたくさん出てきております。

その中でも、応援してきた選手が引退する、

というのは、寂しいものです。

私自身としては。今はそれほど肩入れしている選手はいませんので、

その点、気が楽なのですが、

あの長嶋茂雄が引退、というときは大きく感情が動いたのを覚えています。

あとから考えると、私がテレビで見ていたのはすでにキャリア最晩年らしいので、

まあ「ちょっと見た程度」なのですから、

長嶋さんとともに育った、

という感じを持つ世代にとっては、

時の流れを感じる大きなイベントだったでしょうね。

特にスポーツ選手など、

体を限界状態で使う仕事では、

「思ったとおりには、体が動かない」

という時が、誰にでも否応なく訪れるわけで、

その人なりに心技体の頂点を一度は経験したプロ選手たちにとって、

とても苦しいことだろうと想像します。

たぶん、その感覚を取り戻そうと、

体をいじめて努力すればするほど、

動けるようになる代わりに、体が壊れていく、

という感触があるのではないでしょうか。

心が動いているのに、体はそのように動かない、

「空回り」

とは言い得て妙ですね。

体が動かない分、

口を動かしてみたり、

組織内の政治に絡んで発散してみたり…。

まあ、あんまり楽しいことではありませんね。

日本人全体が80歳、90歳とふつうに生き続ける時代、

思うように動ける体を保つことは、

とても大切なことです。

そのためには、ともかく、

体を使い続けること。

これは、スポーツをやれということではなくて、

体の持つ様々な機能をフルに使い切って

日々を過ごす、

ということです。

使わなければ、使わないことにあった体に変化して行きます。

それが働きを失う、動く能力を失うということなのです。