前稿で述べたことから、

体の中の免疫系がうまく働くためには、

1)免疫を作る働き

2)免疫を運ぶ働き

の二つがうまく稼働していることが必要、ということも言えます。

まず、

1)の「作る働き」がうまく働くためには、

主に白血球を作っている背骨の骨髄への栄養補給が大切、

これは、骨髄の入れ物たる骨への血液の流れがスムーズであれば良い、

では、その度合をどう測るか、について、

整体の観点から言えば、

背骨の一つ一つの椎骨の周りの筋肉がゆるんで、

結果として「よく動く」かどうか(「可動性」と呼びます)

で観ていくことになります。

2)の「運ぶ働き」については、

大元のポンプたる心臓の働きももちろんですが、

体液の流れに関しては、筋肉の動きも、ポンプのような役割を果たしています。

また、重要な通り道であるリンパ節などに硬直による滞りがないことも、

白血球を必要とされている場所へ

「運ぶ」

ために重要なことです。

いずれも、筋肉やリンパ節の存在する箇所の弾力、

柔らかくゆるんで、よく動ける状態にあるか、を

手で触れた感触や、実際の動きを見て判断します。

そして、整体にはそれらを改善するための体操や操法、そして温浴法などがあります。

以上のことは、あくまでも整体の観点であり、

医学的な検証がなされたものではありません。

「動き」というものを通じた「体作り」

を通して、免疫力を高める、という、一見、遠回りのような視点です。

しかし、医学的な観点からの治療や予防法もとりつつ、

このような整体的観点や手法も取り入れることは、

有力なオプションの一つではないか

と考えます。

次回以降、具体的な方法について記していきます。